検査結果から事実を推定するのは難しいものです。セカンドオピニオンがいかに重要であるか。いろんな角度から判断することは重要です。あなたは主治医を本当に信頼していますか?自分の体です、不安だったらためらわず他の先生にも相談しましょう。
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セカンドオピニオンをもらうことにした
主治医による助言もあり、セカンドオピニオンをもらうために地域のがん拠点病院に。もちろん私は入院中なので、外出はできません。妻がすべてやってくれました。主治医が協力的だったのと、その先生はたまたま地域のがん拠点病院の実習生だったとのことで、検査結果と共に丁寧な紹介状を託してくれました。この点は非常にツいていたのかもしれません。(先生によってはセカンドオピニオンの話題は機嫌を損ねるケースがあるようなので。。。)
妻の粘り1
頭が下がります。一生、感謝しかありません。
セカンドオピニオンをもらいにがん拠点病院に妻が行きました。ただ予約も無くいきなり押しかけたので、初めは完全な門前払いだったようです。ここから驚異的な粘りを見せます。受付の人をまず説得し、大腸外科の先生への取次までアレンジしてくれるように頑張ってくれたようです。朝一(9時)から交渉開始で、先生にたどり着いたのは午後の2時3時だったとのことです。
妻の粘り2
結論は、転移の可能性は否定できないがよくわからない、でした。結局、自分の病院での検査結果ではないため、提出した資料だけでは判断しかねるということでした。細かい話は割愛しますが、結局その先生(今の主治医)と非常に良い関係を築けたこともあり、転移に関する引き続きの検査を含め、大腸がんそのものの治療(手術)もその病院で行うことで決着しました。
へとへとになって入院中の私の元に帰ってきたのを覚えています。夕方6時近かったと思います。ありがとう、妻よ。
その時、その先生から直々に教え子である、入院中の主治医宛のお手紙ももらっていました。
転院、再検査
決して入院中の病院への不信感があったわけではありませんが、より高度な治療が望める病院への転院なので断る理由はありません。即手続きを行い、転院しました。その病院には都合2週間ちょっとくらいお世話になっていたことになります。
転院先でもしばらくは検査が続きます。その頃はすでに元気だったので、正直退屈していました。
ある日先生に呼ばれ、説明を受けました。もちろん妻も同席です。
やはり肝臓に転移している、内部の広範囲にがんが散っているので肝臓の手術は不可能、その他の部位への転移は今のところは見られない。まず元となっている大腸がんを手術する。その後、化学療法で肝臓部分を抑えにかかる、という治療方針を説明されました。いよいよです。