がんと闘う男のブログ 発覚から入院・治療まで

【大腸がん治療日記】大腸がんの治療 (その4 手術翌日)

投稿日:2019年11月6日 更新日:

手術が終わってから退院するまでの話です。あくまでも私の経験談です。

当日の夜・夜中

手術当日はレントゲン撮影以外ほぼ意識なし。背中の麻酔も入ったまま。口に酸素のマスクを当てられていたが、真夜中に外した気がする。妻は術前術後とも居てくれたが、正直、術後なんてだれとも口なんぞ聞きたくないので、それを察して家に帰ってくれた。うつらうつらとした状態が朝まで続く。

動きましょう。

朝になり、またレントゲン撮影。またまたチョー痛てーよ。マジかよ。
その後は、主治医の回診含めて傷口の確認やガーゼの取り替えなどを行う。順調順調。背中の麻酔もこの頃には外したような気がする。
一通りの大騒ぎが終わると、看護師さんから、歩いてみましょうか、と言われる。少しでも早く動かしたほうがいいとはよく言われるが、前日の夕方にハラ切って、翌日の午前にもう歩けと、本気かよ。

立つまでが大変

よっしゃと思い、歩こうと頑張る。でも、まずベッドの上で起きれない。想像できないかもしれないね。仰向けの状態で上半身を起こす時には、下腹部(ヘソ下)を踏ん張る必要がある。なので、体を起こすことがまず大仕事。看護師さんに手伝ってもらうが、本気で痛い。でも立ち上がってしまえば我慢できる。

最初はだめだめ

とにもかくにもなんとか立ち上がったはいいが、歩くのはもっと大変。

部屋を出て、数メートル歩くだけで脂汗ダラダラで、傷口が痛いのはともかくそれ以上にどうにも気分が悪くて、一旦断念。私の場合は輸血は無しで手術したので、その影響で貧血がすごかったことが影響したようだ。でも、くじけたわけじゃない。闘志は残ってた。

あれ、頑張れるじゃん

午前のチャレンジでは、貧血のせいで痛いことよりも気分が悪く崩れ落ちそうになり、歩くのを断念した。
その後、看護師さんのアドバイスをもらい、起き上がり方にコツを覚えなんとか一人で立ち上がれるまでになった。再チャレンジだ。

そのまま部屋の外へ。ナースステーションが目の前だが、そこを起点に通路をぐるっと2周は歩いたと思う。時間にして20分程度だったかもしれない。痛いは痛いが気分は悪くない。やればできんじゃん。

夕方にも歩いた。思ったより回復早くね?自分でも驚いた。

一般病棟へ

ナースステーション前の特別室は静かでいいけど、その閉鎖性や特別感がやりきれなかった。時間の感覚もおかしくなる。

それもあって、翌日(つまり術後2日目)の午前にもうここから部屋を移りたいと希望した。歩き回れることが確認されていたこともあり、その日の午後、一般病棟に移った。偶然にも同じ場所が空いていたので、そこに戻った。周りの患者も同じ人だった。

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