そんなの人それぞれです。
と言ってしまえば身も蓋もないでしょうが。。。たまたま私の場合はできています。
がんになると仕事を辞める人が多いなんて記事をよく目にしますが、その人なりの判断なのでしょう。ただ早まる必要はないですよ。これを読んでいるということは、少なからずご自身あるいは家族ががんである人が大半だと思います。まずは、事実を冷静に知ることです。
目次
まずすること。
一時的な治療・処置で済むのか、継続的な治療が必要なのかによって考え方は異なりますが、会社に伝えないわけにはいかないでしょう。その上で、その会社にがん患者に対しての備え(制度や配慮)があるかどうかを確認することになります。これは会社ごとに異なりますから一般論はありません。
入院・手術への備え
手術を行う際はどんなに短くても10日以上の入院は覚悟したほうがいいです。当然会社には行けません。もちろんどこの会社でも正社員であれば有給休暇は取得できますよね。まずはその範囲内でなんとかしようと考えますが、傷病休暇のような特別休暇があれば安心して治療に専念できます。
その期間中の業務が止まるんだけど、、、本気でそんなこと考えていますか?会社をやめたってどうせ業務は止まるんです。影響を最小限にするように会社と相談しましょう。
継続治療が必要な場合
当初私の場合は2週間に一度の点滴治療を行なっていたため、年間ざっと25日程度は通院のため自動的に休暇を取得することになります。当時勤続20年以上に該当していたので、有給休暇の付与は25日でした。つまりかつかつです。1日も余裕はなく使い切りでしたが、有給休暇のみで凌ぎきりました。当然ですが、夏休みを始め余計な休暇は一切とれず、GWも含めてきっちりカレンダー通りの勤務でした。今は4週に1度なので、夏休みくらいはとれるようになっています。
業務への影響
手術のみの場合は基本的にその後は普通の人です。
その期間をしのげれば今まで通りの生活です。私の場合は2週間に1日休暇を取り、その週は副作用でダメダメという状況ですから、今までの業務継続は完全に不可能でした。それでも幸いなことに上司の配慮があったので、業務内容を変更していただくことになり勤務を継続することできています。これも会社次第でしょう。私はラッキーだっただけかもしれません。
キャリアについて
すっぱりあきらめました。
治療と副作用でほぼ1週間程は生産性がガタ落ちです。2週に1度その状況になるわけですから、年間の半分が使えない状態ってことです。つまり、普通の人より結果が出せることなんて期待できません。出世なぞ望めるわけもないのです。雇ってくれていることに感謝、会社にはご奉公(大げさですが)の精神で日々勤務しています。
反対に、家族の期待も含め出世欲などの憑き物がすっぱり落ちるので、精神的には楽だったりします。