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【大腸がん治療日記】PET-CT検査実施

投稿日:2020年1月9日 更新日:

今日は半年ぶりの検査だった。2020/01/08 (水)

今日初めてのPET-CT検査でした。

今頃?と思われるかたもいるでしょう。私の場合は経緯があまり普通ではないので今頃になりました。2011年にがんが見つかり手術をして以来、半年に一度づつ、都合、11, 2回普通のCT検査をやって来ました。元の大腸部分でのがん再発は今のところ無し。もっぱら転移した肝臓の状態を調べるために撮ってきました。途中の経緯はここでは説明を省きますが、現在の治療であるFOLFIRIに4, 5年前に切り替えた後は全く変化がない状態でした。放射線の先生からも、いい加減治療方針を見直せとのコメントを再三貰ったので、今回はPET-CTの撮影となりました。

いつもと違う流れ

予約は9時。その30分前の8時半迄に来てねという事前の説明をうけていた。ただいつもの治療とは段取りが違うのでそれほどあせる必要はないのでお気楽モード。それでも7時半前には病院到着、8時早々に受付を済ませて直ぐに窓口に行った。そうはいっても多少の気合いは入っていたので、窓口そのものの開始が8時半ということを知り、ちょっとガッカリだった。

というのも明日は点滴治療で全日休暇となります。そのためなの二日連続で休むわけにもいかず、今日は午後は出社することにしたのです。検査には3時間はかかると案内にあったので、出社に備えて可能な限りスケジュールを前倒ししたかったため、早め早めの行動となりました。ちょっと残念。

放射線問題を聞く

受付前に簡単な注意があった。待機中に水分をとってもらうため、水かお茶を持ってきたか、など。ついでに大事なことを聞く。

昨日ウチで問題になったのですが、放射能の影響として犬は問題ないのか、注意すべき点は何か?ということ。

これは、10歳以下の子供には近付くなというガイドがあちこちで見られた(問診票にも言及されていた)ので、ペットにも同様に注意事項があるんじゃないかとの懸念でした。

結論は懸念はなし。人間の年齢に置き換えて考えれば良いとのこと。幼少期は放射線への感受性が高いため注意が必要とのことで、子犬、子猫の場合は慎重な対応が望まれるが、ウチの犬猫は8歳、9歳なので心配には及ばないということでした。午後は会社行くのでなおさら問題無いでしょう、ほっと一安心。

いよいよ開始

最初に検査の段取りや、全体の流れの説明を受けた。その後、更衣室で検査着に着替え。この時注意するのは金属類は全てNGということ。ということで、結婚指輪も外せとのことでした。大丈夫ですか?みなさん。私は幸いなことに歳食って指が細くなっているので問題ありませんでした。

体重測定、問診を経て血糖値測定。点滴でいよいよ像映剤を注入。機械で一定量を素早く注入されます。これまでにやってきたいわゆる単純なCTの時の像映剤は注入されると直後に体がかぁっと熱くなりますが(やった人はわかるでしょう)今回は最後まで何も感じませんでした。

安静時がとっても退屈

その後休憩用の個室で薬が全身に廻るのを待つ。が、これが長い。まず1時間くらい待機させられます。また、余計な像映剤を排出する必要があるので排尿を求められる。そのため水分を採ってくださいと再三指示されます。その目的のために500ml以上のペットボトル持参が必要なのです。点滴直後のこの段階でまず半分以上を飲んでくださいと言われ、その後はチビチビでもいいので飲み続けて欲しいとのことでした。

その後はひたすら喚ばれるまで待つ。その間はとにかくぼぉーっとしててくださいと言われるが、退屈、ただ退屈。読書や携帯、スマホもダメとのこと。脳ミソを使っちゃいけないということなのかな。でもなんとなく時間は過ぎます。

撮影開始

1時間くらい待機した後、トイレで尿をきっちり排出。いよいよです。

機械はCTと同じです。違うのは撮影時間。ちょこちょこ動きながら、大体30分位かかります。ん?と思いました? 普通のCTの場合は手を万歳して像映剤を注入して2, 3分で終わりますが、PETの場合は点滴は事前に済ませているので万歳はなし。でも撮影が長い。その間は当然動いちゃダメ。でも、MRIのように閉鎖空間では無いからさほど苦ではない。30分も、と思うけど、何か考え事してたりまどろんでたりすると終わってました。

で、私の場合はこれが2セットでした。つまり、1度めの撮影が終わるとまた待機。今度は40分位だったかな。その後また30分撮影という2度ケースでした。ということで検査が終わったのが11時10分頃だったかなあ。検査の流れに無駄はないけれど、待機中の暇潰しは欲しかったですね。

今日はこれで終わり。

検査結果

翌日です。2020/01/09

今日はいつもの治療日です。先生の話では何も映っていないとのこと。viableな細胞は無しとのことで、一応決着。

止めてもいいと主治医に言われたがとんでもない。前回それでひどい目に遭った。当面、間隔を開けることで様子を見ることにした。基本のペースをこれまでの4週間サイクルから6週間に伸ばすことにした。ただ2月は連休があるので前倒しをして5週間とした。これで新たな段階に入ったな。

今後の経過はまた報告します。

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